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石川県公立高校入試を直前に控えた心得と対策

石川県内では毎年、私立高校入試の合格発表を2月上旬に終えた頃から約一か月後に公立高校入試が実施されます。私立高校入試を終えるまでは人生の中で初めて受験を経験する生徒も多く、私立高校が本命で専願する子だけでなく、併願受験する生徒でも「もし不合格だったらどうしよう。」と漠然とした不安を抱えて合格発表まで過ごす生徒もいます。

公立高校を第一志望とする生徒が石川県内では多数派で、私立高校受験は併願でという生徒が非常に多いです。こうした大半の生徒たちは、更にここからもう一か月受験勉強に励まなくてはなりません

私立高校の合格発表が終わるまでは、「結果が気になって公立高校入試に向けた受験勉強をしていても集中力を欠いてなかなか集中することが出来ない。」といった声や「合格が決まるまではもし私立高校入試で不合格だったら、高校生になれないからまずい。」と思って緊張感があった筈なのに、合格が決まったことで、「これで必ず高校生になれる。」といった安堵感から、以前よりもむしろ勉強に専念出来なくなったといった声もお聞きします。

そこで今回は、家庭教師アズ金沢教室で家庭教師や受験生である中学3年生たちへ、公立高校入試まで約一か月と迫ったこの時期に実践させている直前対策のための心得と具体的な対策方法をお伝えします。

石川県公立高校入試に向けた7つの心得

1、受験勉強を頑張っているのは自分だけではない!

  受験勉強をしていると孤独な戦いのように感じて、思うように問題が解けなかったり、以前出来ていたことが出来なかったりすると、気持ちが焦って不安になる時があるかもしれません。しかし、公立受験する中学3年生はみんな同じで、現在の高校一年生以上の人達は誰しもが経験して通った道です。私自身も受験一週間前あたりから急に不安になった時、この言葉を言い聞いたら気持ちが楽になりました。

2、自分が考えてもどうにもならないことは考えない!

  受験までまだ期間がある時にはこれからもっと頑張ればいい、と前向きに考えれたのに、いよいよ受験が直前に迫ってくると、もし合格出来なかったらどうしよう、当日の入試問題の傾向が変わったり難しかったらどうしようとあれこれ考え悩んでしまいがちです。しかし、自分自身であれこれ悩み考えて解決することが出来るのであれば、大いに悩めばいいと思いますが、受験の結果や当日の入試問題の内容についてはどうすることも出来ません。それよりも自分自身が今出来ることを精一杯やり尽くすことに全精力を注いでほしいと思います。

3、受験日まで残された時間はみんな同じ!

  それぞれの誕生日は異なっても中学に入学してから中学3年生の今まで過ごしてきた時間は勿論、石川県公立高校入試当日までの残り時間も全員同じです。不安から後ろ向きに悲観しながら過ごすのか、それとも今までの経験を活かして前を向いて有効な時間を過ごすのか、それを決めるのは自分自身です。

4、入試で満点を取る必要はない!

  公立高校の入試問題は学校の定期テストや実力テストに比べると難易度は上がるので、普段のテストと同じように得点しようとすると時間的にも難しくなります。しかし、例えトップ校の金沢泉丘高校であっても満点を取らずに合格することが出来ます。問題の難易度や所要時間を見極めて、自分が得点すべき問題で着実に得点を積み重ねていく事が求められます。

5、今までに頑張ってきたことを心の支えにして自信を持つ!

  受験当日、どこからともなく不安や緊張感が湧いてくるかもしれません。そんな時は、入試までに頑張ってきたことを思い出して「自分はあれだけ頑張てきたのだから、それをそのまま出せば大丈夫」と言い聞かせることで今までに積み重ねてきた努力を裏付けに心の支えにして下さい。

6、自分が難しいと感じる時は他の受験生もみんな同じ!

  受験当日、いざ入試問題を受け取って解き始めると、時には過去問と出題傾向が変わったり、難易度が高い問題が前半に出てくることもあります。とても焦るかと思いますが、そんな時は深呼吸をしてよく考えてみて下さい。周りの受験生もみんな同じ条件なのですから、難しいと感じているのは自分だけではありません。にもかかわらず、自分だけが難しいと感じて力を発揮できないのは大変もったいないことだと思いませんか?

7、想定通りにいかなくても、最後の最後まで諦めない!

  人生も含めて全てが想定通りにいけばそれにこしたことはありませんが、なかなかそうはいけません。しかし、想定通りにいかない時にこそ、真価が問われていると思います。不測の事態が起きた時、集中を欠いて自分の持っている実力を発揮できないまま終えるのか、それとも気持ちを切り替えて最後の最後まで諦めずに粘り強く取り組むのかで結果は大きく変わってきます。

石川県公立高校入試に向けた7つの具体策

1、新しいことをやろうとしない!

  入試直前期になると、不安から何かしら新しい問題集などを始める方がいますが、決して新しいことを始めないで下さい。この時期に新しい問題を解いてみて、出来なかったことで心配や不安が湧いてくるかもしれませんし、そこから確実に復習するのには時間が足りなくて中途半端になることもあるかもしれないからです。

2、基本に立ち返る!

  石川県公立入試問題は全体的な難易度が高く、平均点も低くて高得点することは容易ではありません。ただし、私立高校入試とは異なり、公立高校を受験する生徒は全員が同じ入試問題を解くことになります。そのせいもあって、基本さえ押さえれば確実に得点出来る問題から少し応用を聞かせた標準問題、そして応用の効いた難問と様々です。他の受験生と差をつけるためにも、基本問題の取りこぼしをするのは非常にもったいないことですし、応用問題を解く際にも基本を足掛かりに考えれば解ける問題が殆どなので、改めて本事項の定着を確認しておくべきです。

3、今までに学んできたことを確実にする!

  今までに取り組んできた内容がしっかりと頭の中に整理されているのか、もう一度解いたら確実に解ける状態なのか、ここに注意して今までの復習に専念するといいです。以前にせっかく時間をかけて取り組んでいても期間が開くことで記憶が曖昧になって解けなくなっていたり、解くまでに時間がかかってしまう場合があるので、今までに理解して吸収してきたことは確実に引き出して得点出来るように準備を整えて下さい。

4、問題の選別と解く時間のシュミレーション!

  公立入試問題の難易度には2つの要素があります。1つ目は問題そのものが難しい場合で、2つ目は問題のレベルはそれ程でなくても時間内に解くのには問題数が多かったり手間がかかる場足です。そのため、験本番では時間配分が大きな鍵を握ることになります。そこで、問題を解く優先順位として、確実に解ける基本問題、それなりに時間があれば解ける標準問題、難問や時間内に解くのには厳しい問題とに選別して解く練習をすることが重要です。

5、夜型から朝方に変える!

  ついつい受験勉強に専念しすぎて深夜まで頑張っている受験生も多いかもしれませんが、入試当日の試験は午前中から始まります。専門家によると脳の回転がよくなるのは起床後3時間後なので、試験2週間前くらいから徐々に朝方の習慣を付けていきたいところです。

6、過去に出来なかった問題のアプローチを復習する!

  入試に向けて他の受験生よりも1点でも多く得点して差をつけるためには、今までに解けなかった問題の原因とポイントを明確にした上で、改めて類題を解く際には問題の定石を暗記することでなく、スムーズに考え方が引き出せる必要があります。そのためには、過去に受験した模試や実力テスト、石川県公立入試問題の過去問を振り返り、問題の選別と優先順位を付けて志望校に必要な得点を積み重ねることが出来るのかがとても重要になってくるので、是非フル利用して下さい。

7、終わった試験を振り返らず、次の試験だけに集中する!

  入試当日、一教科試験が終わる毎の休み時間に解き終わったばかりの試験解答について、友人同士で確かめ合う光景がよく見受けられますが、終わった試験内容を振り返ったところでそこからは何もすることが出来ません。過去を振り返らず、未来志向で次の試験に向けて気持ちを落ち着けて最後の見直しをすることを強くお勧めします。中には終わった試験内容の出来不出来を引きずって集中力を欠き、頭が真っ白になって本来の実力を出せず、後に後悔する生徒もいるからです。

以上のことを念頭に、くれぐれも体調を崩さないように気を付け、将来この公立高校受験を振り返った時に「あの時こうすればよかった。」など悔いの残る受験とならないう、今、目の前にある出来ることにしがみついてやり遂げてほしいと願っています。

【石川県公立受験 入試問題の出題傾向と対策】【石川県公立受験 各教科の入試問題分析と対策】も合わせてご覧いただくと、きっと役に立つかと思います。また金沢市・石川県内にお住まいで個別の学習相談については家庭教師アズ金沢教室0120-6-2020で随時受け付けていますので、お気軽にご連絡いただけたらと思います。