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石川県内の私立高校受験 入試情報と高校毎の特色

石川県私立入試情報

石川県金沢市で20年、子供達の学力を育ててきた家庭教師アズ金沢教室が、石川県内の私立高校受験に向けた入試情報について、4つの受験区分と各高校毎のの特色の違いについて、詳しく説明します。これから入試を迎える方、私立高校の選択をどうしようか迷われている受験生やその親御さんには是非ご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。

石川県の私立高校入試には受験の仕方が4つの区分に分けて実施されています。また金沢市・石川県内で個別の進路相談については家庭教師アズ金沢教室0120-66-2020までご連絡いただけたら、誠実に対応させていただきたいと思います。

推薦入試

高校が推進している部活動において、中学時代に実績を残し、高校進学後も引き続き同じ部活動をする意思がある者。学業成績が優良で高校進学後も大学進学を目指して学業に精進する意思がある者。高校毎に内申点や部活動の実績に基準が設けられており、これらの要件を満たした上で、中学校長推薦をもらえると、受験することが出来ます。過去の実績を見ると、受験者の殆どが合格しています。しかし、裏を返せば、特に部活動では高校が推進している部活動であることと、一定以上の実績がないと推薦で受験することが難しくなるとも言えます。試験日は1月中旬頃。

 この推薦入試は、調査書や部活動で受験校毎の基準をクリアして、学校長推薦さえあれば、合格出来る可能性が高く、最も早く合格が決まることが魅力です。私立高校に本命の学校がある場合は、学校毎の推薦基準をクリアするために、出来るだけ早いうちから全ての教科や部活動に一生懸命に取り組み、好成績を残しておくことが推薦合格への近道になると思います。

一般入試(専願)

受験資格として、合格した際には必ずその学校に入学することを約束することが条件です。 合否は中学校三年間の内申点を含めた調査書と学校毎に行われる独自の学力検査(国・数・英・理・社 の5教科で各50分100点満点)や面接を総合的に判断して決められます。試験日は1月下旬から2月上旬頃。
 

専願入試は、合格したら必ず入学しなければならないので、この受験方法を選択する時には注意が必要ですが、推薦をしてもらえなかった生徒や公立高校ではなくこの私立高校に入りたい、という明確な志望動機がある場合には、推薦入試に比べて受験資格が厳しくないことや専願にすることで併願受験する生徒よりも得点を20点程上積みしてくれる分、狙い目の受験方法となります。また、学力検査は学校毎に難易度や出題傾向が異なるので、私立高校が本命の場合には、早目に受験校の過去問を解いて、傾向に沿った勉強に力を入れておきたいところです。

一般入試(併願)

推薦入試や専願入試とは異なり、合格した場合でも、県立高校の合否結果を確認した上で入学を辞退したり、 それからでも入学手続きをすることが出来ます。金沢市を中心とする石川県内では、公立高校志向が昔から根強く、大半の受験生は本命の公立高校を受験するにあたり、 もし不合格した場合の滑り止めとして、この私立一般入試を併願受験する生徒が多いです。 選抜方法は、中学校三年間の内申点を含めた調査書と学校毎に行われる独自の学力検査 (国・数・英・理・社の5教科で各50分100点満点)や面接の結果を総合的に判断して決められます。
 

専願受験者よりも20点程合格基準点が上がることや学校毎に異なる学力検査対策の負担が かかることには注意がいりますが、 公立高校が第一志望で、学力的にも余力がある生徒に最も向いている受験方法です。 また、学力検査は学校毎に難易度や出題傾向が異なるので、私立高校が本命の場合には、 早目に受験校の過去問を解いて、傾向に沿った勉強に力を入れておきたいところです。 試験日はそれぞれ1月中旬と2月中旬頃にあります。試験日は1月下旬から2月上旬頃。

二次募集入試

公立高校入試の合格発表後の三月下旬頃に開催されます。募集人数は決まっておらず、各学校その年毎に若干名の合格者を出しています。募集人数が明確でなく、若干名しか募集していないので、公立高校の入試結果が残念ながら不合格で、私立高校の併願入試で合格を勝ち得られなかった生徒に向けての受験方法だと考えておいた方がよさそうです。出来るだけ2次募集入試を考えなくてもいいように、公立入試の志願先やそれ以前にある私立入試の受験先や入試方法に対して、現在の学力などと照らし合わせて慎重に考えた方がいいと思います。

石川県私立高校毎の説明一覧

金沢高等学校

石川県初の私立中学校「金沢中学校」として昭和3年に開校。校訓に「質実剛健」を掲げ、自律・自学・文武両道の確立を目指して個性を尊重した教育を目指しています。その一環として、3年間の学びを通じて、自分の未来を切り拓けるよう、1年次よりそれぞれの夢や目標に合わせた4つのコースを設定しています。

「Sコース」は、難関国公立大学の現役合格を目指して、特に国・数・英に重点配分した週36単位を確保しています。

「特進コース」は、部活動もしながら国公立大・難関私立大学合格を目指して、特に国。数・英に重点配分した週34単位を確保しています。

「進学コース」は、基礎力を強化した上で、4年制大学や短大・専門学校合格を目指しています。

「スポーツコース」は、6限の授業後すぐに部活動に参加できるカリキュラム編成です。

部活動が盛んで中でも野球部は甲子園に出場するなど、トップクラスの実績を持ちながら、進学面においても国公立大学や有名私立大学への合格者を多数輩出しています。部活動でトップクラスを狙いたい生徒や上位大学の現役合格を目指す生徒にとっては手厚い指導が期待出来ます。金沢市中央部に位置しているので、交通の便がいいのも魅力です。

尾山台高等学校

大正11年に「金沢高等予備校」を設立したのが始まりで、建学の精神は仏教精神、特に親鸞聖人の教えである「報恩感謝」の心を基調として、高い知性と豊かな情操を養い、有為な人材の育成を目指しています。生徒一人一人に応じた適切な授業を目指して、2つのコースが設けられています。

「特進コース」は、1学年から7限授業を取り入れ、中でも英・数の時間が2時間ずつ多いカリキュラムとなっています。

「普通コース」は、2・3学年になると、進路希望に応じて3つの系に分かれて学びます。

また、各種検定試験の受験も勧めており、校内で受験できるものも数多くあります。場所が金沢市西部に位置していることもあるので、その周辺に住む生徒や各種検定試験の受験を考えている生徒に向いている学校と言えます。

北陸学院高等学校

創立130年を誇り、中等部を併設したキリスト教教育に基づく「勉強プラスもうひとつ」を教育方針に、継続して効率的な学びを実践し、一人一人の心と学びの育成を目指しています。地元では「ミッション」の名で親しまれています。大学進学から就職まで個々の進路目標に対応した2つのコースを設けています。

「特別進学コース」は、難関国公私立大学への進学を目指して、確かなサポート体制で多様化する入試制度に対応しています。

「総合進学コース」は、主に推薦入試で4年制大学合格を目指しています。約500名分の指定校推薦枠を持っており、中でもミッション系難関校である同志社大学に8名合格させています。

生徒数のわりに教職員の数が多いのも特徴で、補習などのフォローが行き届いていることに加えてミッション系の大学を中心に多くの指定校推薦枠を持っているのが特徴です。

遊学館高等学校

明治37年に「金城遊学館」として設立。学校名にもついている「遊学」とは、古郷を離れて学ぶことを意味しており、そこから自主自立の精神を身に付け、全世界を舞台に活躍できる人材の育成していくことを目指した教育をしています。1年次から普通科コース制を採用し、普通科目に加えて専門カリキュラムを設定し、目指す進路へのいち早い取り組みをバックアップしています。

「特別進学コース」は、国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指し、1年次から受験科目に力を入れた授業を展開しています。

「一般進学コース」は、文系進学、理系進学、文系実務クラスで構成され、多様化する進路に対応するため、基礎的事項を重視して学力の充実を目指しています。

「金城大学コース」は、系列校である金城大学への進学を目指していきます。また土曜日には生徒が自主的に選択する講座をとる「遊学講座」があります。

部活動が盛んで、立地が金沢市内中心部ということもあって交通の便がよく、とても活気のある生徒が多い人気校です。中でも、野球部は甲子園出場を複数回果たす強豪で、系列校に大学や短大を併せ持っているので、野球で甲子園を目指す生徒や金城大学への進学を考えている生徒には特にお勧めの学校です。

金沢学院高等学校

教育理念に「創造」を掲げ、昭和21年に「金沢女子専門学園」として設立されました。系列に金沢学院短期大学・金沢学院大学・金沢学院大学院を擁する総合学園・学校法人です。元々は女子高でしたが、平成7年より男女共学になりました。将来の目標に応じた4つのコースがあります。

「特別進学コース」は、国公立大学・難関私立大学への進学を目指し、受験指導の強化ときめ細かいフォローをしています。

「総合進学コース」は、大学・短大・就職まで多様な進路希望に対応し、2年次より金沢学院大学コースを設定し、習熟度別のクラス編成をしています。

「スポーツコース」は、金沢学院大学人間健康学部スポーツ健康科ろ連携し、優れたアスリートの育成を目指します。

「芸術デザインコース」は、金沢学院大学芸術学部と連携し、職業として生かせる芸術・デザインの習得を目指します。

特別進学コースは少人数できめ細かい指導が期待でき、他の学校にはないコースも多く設置しているので、自分の目指したいコースがある生徒には、特に向いています。また系列校への進学を考えている生徒には内部推薦もあるところが、魅力だと思います。

星稜高等学校

1937年に「北陸明正珠算簿記専修学校」として設立されてのが始まりで、建学の精神に「誠実にして社会に役立つ人間の育成」をかかげ、現在は後頭部の学年560人以上の生徒を抱え、系列に中等部や星稜大学を擁しています。3つのコースに分かれて効率かつ効果的なカリキュラムで学べます。

「Aコース」は、最難関の国公立大学・私立大学への進学を目指して毎日7限の授業を行い、第1・3・5土曜日には4限授業を行っています。

「Bコース」は、国公立大学・私立大学への進学希望者を対象に習熟度別クラス編成で毎日7限の授業を行い、第1・3・5土曜日には4限授業を行っています。

「Pコース」は、全国大会出場と部活動をしながら文系の大学進学を目指します。

県内では言わずと知れた私立トップ進学校です。また部活動も盛んで、特に野球とサッカーは全国大会出場を複数回果たしています。進学面においても、地元の金沢大学を始め東京大学への現役合格者を輩出しています。上位の公立高校を受験する生徒が真っ先に併願校先に挙げる高校で、課題の多さでも知られています。特に野球やサッカーをしたい生徒や難関大学を目指す生徒には一番お勧めしたい学校です。

小松大谷高等学校

建学の精神に親鸞聖人の教えと信仰を基調として、「自己の心底を探究し、勤労と責任を重んじ、世に出てこの人あればこそと言われる人材の育成」を掲げ、昭和37年に設立されました。現在、南加賀地区唯一の私立高校です。普通科3コースと体育科を設けています。

「特進コース」は、毎日7限授業を行い、30人以下の少人数クラスでの手厚い指導や個別指導にも対応しています。昨年は大阪大学を始めとする国公立大学に17名合格させました。

「進学コース」は、習熟度別クラスで、進路や実力に合わせた6限授業を行い、部活動との両立もし易いです。

「教養コース」は、一年間かけて将来の夢を見つけ、2年次から更に「進学コース」と「ビジネスコース」に分かれて進路実現を目指します。

「体育科」は、競技力を伸ばす授業や実習を充実させ、一人一人の進路実現を目指します。

140以上の指定校推薦枠を持っているので、推薦での大学進学を考えている生徒やきめ細かい受験指導を期待する南加賀地区の生徒には、併願受験も考えて魅力的な学校だと思います。

鵬学園

「教育の原点は母性にあり」というスローガンを掲げ、1963年七尾市に「七尾女子高等学校」として設立したのが始まりです。「普通科」に加えて県内唯一の「調理科」を設け、普通科は2年次から更に6つのコース(文系コース、理系コース、私立文系コース、医療系コース、普通コース、福祉コース)に編成されます。それぞれの進路に応じた授業編成で実習や資格取得もめざしていきます。調理科は、卒業と同時に調理師免許が取得でき、調理会で活躍しているプロから親切丁寧な指導が受けられます。

奥・中能登地区の生徒で、公立高校を第一志望とする場合の私立併願校として、また将来、調理士を目指す県内の生徒に向いている学校と言えると思います。

日本航空高等学校石川

2003年に「日本航空第二高等学校」として輪島市に開校しました。「航空工学コース」「普通科コース」の二つを設けています。

「航空工学コース」では、航空整備士・検査員などのエンジニアを目指して航空電子にかんして学ぶ「アビオニクス専攻」と航空整備士・設計技術者などのエンジニアを目指して航空整備全般について学ぶ「メカニック専攻」があります。

「普通科コース」では、防衛大学校や国公立大学・有名私立大学を目指す「普通専攻」、アメリカ留学によりパイロットに必要なライセンスを取得専攻する「パイロット専攻」、キャビンアテンダントや空港グランドスタッフを目指す「キャビンアテンダント専攻」があります。

県内唯一の航空に関する勉強が出来る高校なので、将来、航空関係の進路を考えている生徒には向いています。ただし、専門的な勉強になるため、入学してから思っていたのと違うと感じても進路の方向転換は非常に難しくなってしまいます。そこで、事前に、学校見学会などに積極的に参加して入学後の学校生活をイメージしておくといいと思います。