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家庭教師アズ金沢教室の指導力(漢字が覚えられない)

漢字なんて暗記なんだから、やる気にさえなれば簡単でしょ。」

漢字はただ覚えるだけだから、普通にしていればすぐに覚えられるだろう。」

繰り返し書き取りをすれば漢字は簡単だよ。」

家庭教師アズ金沢教室の代表として、私は石川県内で今までに数多くのご家庭とお会いしてきて、漢字に関しては上記のような様々な声をお聞きすることが多い印象を持っています。ひいては理科・社会の重要語句に関しても同様に、理科と社会は暗記だからワークを繰り返し3回位解き直せば、すぐに出来るようになる、といった声もお聞きしてきました。一つ一つの声をよく見ていくと、全てではないですが「確かにそういった側面もあるな」と思うご意見です。

漢字の暗記に苦労した私の経験と思い

ここで私自身の経験についてお話させていただくと、どれも私にとっては厳しいなと感じる声ばかりです。私自身は小学校のころから理数系科目に対する関心が高く、社会や英語に対してもそれなりに関心があったものの、国語に対してだけは古典や文章によっては興味が持てても、それ以外ではあまり好きになれませんでした。

中でも特に国語の漢字に関しては、小学校時代はドリルの書き順を見ながら、ひたすら繰り返し書き取りをして覚えた記憶があります。当時は「漢字の勉強とはこんなものなのかな。」と単純に考えながら、とりあえず宿題としてこなすことだけに懸命になっていました。

しかし、中学校以降になると覚えなければならない漢字の数も格段に増えているのに、学校では小学校の時のように授業の中でも時間をかけたり、定着させるために宿題として書き取りをする機会も徐々に減ってきました。ましてや高校生にもなると、尚更この傾向は強く、自分自身で覚えていくのが当たり前という雰囲気でした。

私自身も漢字を学習して暗記していくのに苦労した経験を持つ手前、漢字をなかなか覚えられないで苦しんでいる生徒たちを見ると、とても他人事とは思えず、「漢字は覚えるだけだから簡単でしょ。」とか「なんで漢字を暗記出来ないの?」とはとても声をかけることが出来ません。

漢字の暗記が苦手だと思っている子の原因と可能性

では、「漢字をなかなか暗記出来ない人は記憶力が悪いのか?」と言えば、決してそんなことはないと思います。例えば、実際に今までに出会った子の中で「僕は元々記憶力が悪いので、暗記科目は苦手なんです。」と言っていた子が、趣味のゲームや漫画のキャラクターについて聞いてみると、次から次へと様々な情報を交えて教えてくれます。

そこで、一通り話し終えたところで、「さっき君は記憶力が悪いから暗記が苦手だ、と言っていた割には物凄く詳しく覚えていることをもとに説明してくれたね。」と言うと大半の子がはっとしながらも、「それは勉強と違って趣味に関することは、興味があって楽しいからいちいち覚えようとしなくても、いつの間にか自然と頭の中に入っているんですよね。」と笑いながら話してくれます。

私はここにこそ、苦手な暗記を克服するためのヒントが隠されているのだと確信しています。人間は普通に日常生活を過ごしていくだけでも毎日膨大な情報が次から次へと入ってきます。専門家である脳科学者によると、脳はこれら全ての情報を記憶しようとしたら大変なことになってしまうので、毎日の睡眠中に記憶し残すべき情報とそうでないものとを分類しているそうです。

記憶として残すべき情報の判断には、情報量が多くて意味のあるものであったり、情報や体験によって自他問わずに人の感情が伴っているものか否かだそうです。こうした情報は重要だからしっかりと記憶してとどめておこうと脳が判断するようです。

家庭教師アズ金沢教室の取り組みと指導力

そこで家庭教師アズ金沢教室では、こうした漢字や社会などの暗記が苦手な生徒たちには「繰り返し書き取りをして覚えなさい」とは決して言いません。むしろ、「無理に覚えようとしなくていいんだよ。」と声をかけるようにしています。

その代わり、家庭教師の指導の中で「この漢字は何て読むのかな?」「どんな意味が含まれているのだろうね。」と連語になっている漢字を一つ一つに分けてそれぞれ訓読み(漢字の意味を表す日本語の読み方⇔音読み:中国語の読み方を基にしたもので単体では意味がわからないもの)をさせて意味を捉え易くすることに専念して進めていきます。

ここで余談ですが、新幹線の【のぞみ】の命名は、元々はかつて修学旅行列車の名称であった【希望(きぼう)】に決まりかけていたところ、名称決定委員の一人だった阿川佐和子さんが作家であった父親の阿川弘之さんから「日本国鉄の列車の名前は歴代全て大和言葉でつけられてきた」とのアドバイスを受けたことから「【きぼう】を大和言葉にすると【のぞみ】になりますね」と進言したところ、それが採用されたそうです。

こうして見てみると、学校で何気なく学んだ訓読みと音読みを使い分けてみることで、身近なところでも非常に面白い発見が多いです。辞書を引くのも確かに大切な行為なのですが、手軽さや継続性を考えると、特に【訓読み】で漢字の意味を深く考えて理解していくことで、「なるほどね。」と漢字そのものが印象に残り易く、記憶にとどめ易くなります。

この影響は漢字だけにとどまらず、多くの方が暗記だと思い込んでいる理科・社会はもちろん、受験で出題される入試問題などの応用問題の題意を正確に理解するためにも全ての教科に対しても通じる力となり、理解力が高まることで速読で内容を捉え易くもなり、勉強の効率そのものも高めることが出来る大きな武器に成り得ます。

子供達が生まれながらに持っている力を全て引き出したい

私はこの教育業界一筋に約20年携わってきた経験から、教科書やワーク、辞書など以外に新しく教材を買う必要は絶対にないと確信しています。新しく教材が増えることで子供たちは目の前の教材を解き進める事ばかりに気を取られ、子供達みんなが本来生まれながらに持っている好奇心や一つ一つの物事に対して立ち止まって深く考えて理解することをしなくなることを私は最も危惧しています。

私は全ての子供たちが生まれながらに持っている考えて理解する力を最大限に引き出すお手伝いをすることが家庭教師としての最大の使命であると信じて、家庭教師の先生方にも常日頃からお伝えしています。家庭教師アズ金沢教室と他社との違いとして、教科書を中心とした学校教材のみを使って成果を出す指導力に絶対の自信を持っています。

今回ご紹介したのはその中のほんの一例です。この他にもお子さんの状況やご要望に応じて、無料の学習相談を通して家庭教師アズ金沢教室0120-66-2020の指導力を実感していただけます。金沢市・石川県内にお住まいでご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせいただけたらと思います。