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家庭教師や塾などで成績アップを考える6つの理由

金沢市を中心に石川県内で長年、多くのご家庭から成績や受験に関する様々なご心配やお悩みをお聞きしてきました。この経験から、小学生・中学生・高校生のお子さんをお持ちのご家庭は、学校の勉強以外(家庭教師や塾など)で学力を伸ばそうと考える理由には様々なものがあると思いますが、大きく分けて6つあるように思います。この6つのケースの内容とその対策法について、詳しく分析しながらここでご紹介したいと思います。

1、【苦手科目の克服をしたいケース】

これは学年や時期にかかわらず通年で最も多くお問い合わせいただくケースですが、特に学期末の成績表をもらう時期や中学生・高校生の中間・期末テストの結果が出た頃に特に多いような印象があります。

 学年が上がってきたり単元が進んで学習する内容が深くなるに連れて、理解が曖昧だったまま進んできた科目の理解は更に難しくなり、苦手意識が芽生えてあまり勉強しようとしなくなることで更に出来なくなるといった悪循環に陥るケースが多いです。一刻も早く対処することが望ましいです。

 家庭教師アズ金沢教室では、今現在、学校で学んでいる内容に集中して指導をします。その際、学んでいる内容に関連するのに曖昧な単元にだけピンポイントで戻って復習をし、今現在の学習内容の理解を深めていきます。

 一から戻って全て基本からやり直すといった対策をお聞きすることが多いですが、私の経験からすると、これでは失敗する可能性が高いです。なぜなら、大幅に戻って学習し直している間にも刻一刻と学校では新しい内容の学習が進んでいくことで、追いつくのにかなりの時間を要してしまい、今自分が学んでいることが繋がっていることを実感しにくく、いつになったら追いつけるのだろうと不安を抱えたまま進むことになるからです。

 また大幅に戻っている間にも更に進んでいく内容を後手後手で学び直さなければならない上、学校の授業を有効に活かしきれないことに大きな問題があると言えます。

2、【学校の授業はついていけるし、定期テストでは得点も出来ているものの、更に応用問題で得点出来るようにしたいケース】

中学二年生の1月・2月に開催される実力テストは、一年後に控えた高校入試を意識した出題形式で問題の文章量が多い上に出題範囲が広範囲かつ難易度も格段と高く設定して実施される中学校が多いです。この試験結果が普段のテストに比べて大幅に下がったことで、強い焦りや日頃取り組んできた教科書の問題やワークなどに出てくる問題よりも難易度の高い応用問題への対策の必要性を感じて、お問い合わせしてくるご家庭も多いです。このケースに考えられる原因は二つあります。

一つ目は、短期記憶に頼った反復練習により問題とその解き方を定石化したり、答えそのものも一緒に丸暗記する勉強をしてきたことです。基本の本質そのものを深く理解していないために、似た問題でも少し言い回しが変わったり聞かれていることが異なると、「解いたことがない問題だからわからない」、「解けないと」いうことになってしまいます。

二つ目は、表面的な暗記に頼ってきたため、短期記憶には対応出来ても長期記憶になると意味を深く理解してこなかったことで記憶が薄れ易く、過去の定期テストでは高得点を得点出来ていた単元についても忘れていることが多いことです。このままの勉強を継続していくと、今後も改めて覚え直すことをひたすら繰り返していくことになります。

3、【受験に向けて入試問題に対応できる力を養いたいケース】

実力テストの出題範囲はいくら広範囲とはいえ、今までに学習してきた内容ですし、定期テストの結果ではそうれなりに高得点を出していたのにもかかわらず、公立入試問題を想定した学校の実力テストや模擬試験では思うように得点を積み重ねることが出来ずに、これからどう勉強をしていったらいいのかよくわからなくなったり、「今までの勉強を続けていくだけで果たして中学・高校・大学受験に通用するのだろうか?」と迷いや不安が湧いてきた場合です。

お子さんの学力は比較的高目の場合が殆どなので、塾に行き応用問題をバリバリ解かせようとお考えの方も多いかと思いますが、それが根本的な解決とならないことも多いです。現に、このような子が入試一年前あたりから通塾して応用問題を数多く演習してきたはずなのに、中学3年生・高校3年生の夏休み以降の模試や学校の実力テストでなかなか思うように成績が上がらずに、駆け込みで秋口に家庭教師による一対一の指導を求めてお問い合わせするご家庭が毎年必ずいるからです。

家庭教師アズ金沢教室で代表を努めている私谷口自身も、かつては小中部門最大手の進学塾で専任教師をしていた経験から意見を言わせていただきたいと思います。どんなに数多くの応用問題をこなしたところで、根本的な勉強の仕方を変えていかないと、ただ時間をかけて問題数をこなしたという自己満足に親子共に陥りがです。実際に蓋を開けて見てみると、あまり変わり映えしないケースが多いです。例えば、夏期講習で「これだけの長時間授業を受けて問題数もこなしたんだから、さぞかし実力がついているのだろう」と期待値が上がるばかりです。

このケースの原因には二つあります。一つ目は、それなりに数多くの問題数をこなしてきたことで、問題慣れをして繰り返し出てくるような頻出問題に関しては解き方の定石を覚えてしまい、習うより慣れろで解ける問題が少し増えることで受験勉強をした気になってしまうことです。

二つ目は、基本の本質を深く理解することに重きを置かず、応用問題の演習量ばかりを増やそうとしていることです。そのため、基本・標準問題は解けるものの、上位校で差がつく典型的な応用問題にひねりの入った問題では解いたことがないからと思い、柔軟に条件整理をして正解を導き出すことが出来ません。

4、【得意な科目に磨きをかけて更に実力を伸ばしたいケース】

近年で特に多いのは、「幼少時から英語を始めており、学年以上の水準の英検に合格しているから更に磨きをかけてそれ以上の級を合格させてほしい」といったケースも多いです。逆に、英検では学年以上の高い級を持っていながら、実力テストや模試の成績が芳しくなく、その補強として家庭教師を依頼されるケースもあります。

一般的には、「80点ある得点を安定させて90点以上取らせてほしい」などといった、上位校を志望しているお子さんをお持ちのご家庭からのご要望が多いです。この場合、完全一対一の家庭教師の利点を活かして、得意なものはさらに水準の高いものを、基本の本質についてや応用問題で聞かれているものから更に深く掘り下げて疑問を投げかけて考えさせながら理解を深めることを、お子さん一人一人に合わせて徹底的に磨き上げていきます。

5、【問題を解く事よりも科目の面白さや本質をつかませて興味を持たせてほしいケース】

これは小学生で「今のところは躓きがないけれど、これから先に躓きが出て勉強嫌いにならないように、時間的にも余裕がある今のうちから興味を持たせて勉強が楽しくなるようにしたり、自信をつけてほしい」と言われることが多いです。 また勉強嫌いでなかなか勉強に向き合おうとしない生徒に対して、「先ずは勉強に関心を引いて基本を固めてほしい」と依頼される時にいただくお問い合わせ内容です。

 こうした声への対策として、受験を控えた3年生には時間的にも気持ち的にも大変難しいことかもしれませんが、遠回りのように見えて結果的には近道になります。それは基本の本質を深く理解することで、勉強の科目に対する興味や関心が高まり、集中力が高まったりすることで勉強の能率が上がったり、応用問題への考え方に柔軟性がついて得点アップすることが出来るからです。

6、【不登校もしくは保健室登校で学校の通常授業を受けてなく、授業内容を補うケース】

不登校と言っても、全く学校に通学しないケースと学校には行けるものの、自分の教室に入れないケースの二つがあります。ただ、どちらにも共通して言えるのは学校の授業に参加していないことです。こうした場合、親御さんが真っ先に心配されるのが、今後教室に入って授業を受けることになった時、授業内容に全くついていけないことで学校がつまらなくなり、また不登校になてしまうのではということや進学を希望する場合に受験に対応出来ないのではということだと思います。

この場合の対策としては、主要科目の単元に優先順位をつけながら今みんなが習っている内容から始め、そこの単元内容を理解するために必要な内容に関してのみ、その場で戻って縦割りで整理していきます。

これらのケースに対して、ご家庭が学習対策として考える手段として大きく分けて四つあります。それぞれの学習対策の特徴と長所短所については、かつて小中部門最大手の進学塾で専任教師をしていた経験談を交えて家庭教師のアズ金沢教室代表の私谷口が【学習・受験対策の種類と特徴(家庭教師、塾・予備校、個別塾、自学)】で詳しくお応えしていますので、是非合わせてお読みいただけたらと思います。また個別のご相談については、家庭教師アズ金沢教室0120-66-2020で随時受け付けています。是非ともお気軽にご連絡・ご相談いただけたらと思い、お待ちしております。