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家庭教師で教科書にこだわる理由~教科書が秘める威力~

家庭教師アズ金沢教室では、石川県内で今までに多くの小学生・中学生・高校生のお子さんや親御さん、中には高卒認定試験から大学受験を目指す社会人の方にお会いしてきました。苦手科目の克服から得意科目を更に高い次元で伸ばしてほしいというもの、中学校受験・高校受験・大学受験・資格試験の対策にと様々な勉強に関するご相談を受けてきました。すると割と多くの方が

「どんなテキストを使いますか?」

「もっと新しいドリルや問題集を買った方がいいですかね?」

「基礎がわかっていないと思うので、簡単なドリルを買ってきて毎日少しづつやらせているところなんです。」

といった声をお聞きします。そこで、なぜ家庭教師アズ金沢教室が新たな問題集やテキストなどの教材に頼らず、教科書にこだわった指導に取り組んでいるのか、それには3つの理由があります。その理由について、それぞれ「問題集を使う本来の目的」、「問題集の間違った取り組み方によってどのような弊害が出るのか」、「テストの得点が伸び悩む原因」、そして教科書に秘められている威力について述べたいと思います。

教科書を使う理由その1「問題集やドリルを使う目的とは?」

勉強をするといったらとにかく問題集を用意してひたすら数をこなして実力を養っていくというイメージをお持ちの方が多いかと思います。そこで、

「皆さんは何のために問題集を繰り返したくさん解くのだとお考えでしょうか?」

 家庭教師の仕事を石川県内で20年間運営してきた中で、今までに出会ってきた多くの小・中・高校生やその親御さんたちにこの質問をしてきました。すると、多くの方から「解けない問題を解けるようにしてテストで得点出来るようにするため」という答えが返ってきます。そして、実際に問題集を使って数多くの問題演習をして丸付けまでしてきたのに、テストで得点出来る子とそうでない子が現実にはいます。その原因を深く掘り下げて考えてみると、一つの原因に辿り着きます。

それは、テストで高得点を出せる子は問題集を使う目的や手順を正しく理解して使用しているのに、そうでない子は目的を明確にすることなく、間違った手順で使用しているからです。

私の考える問題集やドリルを使う目的とは、教科書に書かれている基本の概念を正しく理解した上で、それが本当に理解して身に付いているのか、また基本を理解した上で使いこなすことが出来るのか、これを確認するためのものです。

にもかかわらず、問題集を使う正しい目的を知らずに、ただひたすら基本の反復練習で2回転3回転と問題演習を解き進めているケースが多いのです基本を正確に理解していないことには、前回解けなかったものはやはり同じように解けないだけです。よくても問題演習を繰り返し解いたことで何となく覚えているだけで、何となくこうかなと解いていることが殆どです。そして、実際にテストを受けてみると、この問題見覚えがあるけど、一体どうやって解いたっけな、と手が止まって時間ばかりが過ぎ、結局得点出来ないということになりがちです。

ですから、こうしたお子さんに出会うと、得点出来たり出来なかったりで、果たしてどれだけ基本の本質を理解出来ているのだろうかと疑問に思うことが多いです。実際、特に小学生の場合、テスト範囲も単元ごとに短く区切られていることで、この単元はとにかく出てきた数字を順番にかければ答えが出るな、とか大きい数字を小さい数字で割れば答えが出せるなど、問題で聞かれていることを正確に理解し、その上で今から何を求めようとしているのか、明確に意識して解けていいる子が意外と少なく、何となく問題を解いている子が多いことに正直驚きます。

目に見える形ではそれ相応の勉強時間と量をかけることで、お子さんも親御さんも「勉強をしているから大丈夫!」と安心してしまいがちですが、いつの間にかページ数をこなすこと自体が目的となり、問題集に取り組むための本来の目的とはかけ離れていくことには細心の注意を払ってほしいです。

教科書を使う理由その2「問題集に偏重した勉強の弊害とは?」

問題集の問題数をいかに多くこなすのか、これこそが勉強だと思い込み、問題集に偏った勉強に勉強時間の大半をあてているお子さんを多く見かけます。では

「このままの勉強を継続していくと、将来的に一体どのような弊害が出るのでしょうか?」

問題の解き方を定石としてを覚えていることで、たいていの問題は解けてしまうため、テストの得点も満点だったりそこまでいかなくても高得点だったりするので、お子さん本人も親御さんも安心しきっている場合が多いです。例えば、中学校に進学した後、特に理科・数学の実力テストにおける応用問題になると手が出せなくなり、そこで初めて小学校で学習したはずの割合の概念がよくわかっていないと気付くことも多いです。

実際に中学生の子で理科や数学に対して苦手意識を持っている場合、よくよく辿っていくと小学校高学年で学習する割合や単位当たりの量に関する概念を明確に捉えていないようです。機械的にただ何となく公式や解き方の定石を丸暗記して対処してきたものの、覚えてきた問題と少しでも言い回しなどが変わると、何をしたらよいのかよくわからず、正解が得られないことで益々この単元の勉強をするのが嫌になり、勉強時間が足りないためにその結果更に出来なくなるといった負のスパイラルに陥っているように見受けられます。

教科書を使う理由その3「テストの得点が伸び悩む原因とは?」

テスト勉強として、多くの時間を使って学校のワークや問題集を繰り返し解き直しているはずなのに、思うようにテストの得点が伸びない、もしくは定期テストでは通用するけど、実力テストや模試になると一気に得点や順位が落ち込むお子さんと出会うことがあります。

「多くの時間と労力をかけて勉強しているのに、なぜテストの得点が伸び悩むのでしょうか?」

あまり勉強してこなかった子の場合、本人も親御さんもこの子は全然勉強しないからテストの成績が悪いのも当然で仕方がない、と考えている方が殆どです。しかし、いざ本気で勉強しようと時間も労力もかけて取り組んだはずなのに思っていたほどテストの結果に反映されなかったし、勉強へのやる気も落ちてきて、これから一体どうしたらいいのかわからなくなってしまった、といったご相談を受けることがあります。特に部活引退後のテスト後に多くいただくご相談です。

苦手科目がある原因やテストでなかなか得点を積み重ねられない本当の理由は、ケアレスミスや問題文の読み落としなどを除けば、教科書に書かれている基本事項を明確に理解しきれていないことにあります。こうはっきりと断言すると、そんなことはない、教科書に書かれている基本ぐらいは当然知っているし、それぐらいのことは勿論使いこなせる、と反論する方もいるかもしれません。

しかし、どんなに難しい応用問題でも解放のテクニックとして暗記しようと勉強している中学生や高校生を見かけることもありますが、その解放テクニックですら教科書に書かれている基本を積み重ねて柔軟に使いこなしているのに過ぎません

だからこそ、応用力を付けようとすると早く応問題の演習量を増やそうと問題集に走りがちですが、本物の応用力や実力をつけるためには、おざなりにしがちの教科書に書かれている基本の理解を、自分自身が本当に納得出来るまで、じっくりと丁寧に理解するように徹底的に取り組み、多角的にとらえることが絶対に外せません。ここにこそ、勉強をする上で最も大切なことだと今までに培ってきた私の経験上、信念を持って断言出来ます。

教科書に秘められた威力でお子さんの可能性を見出したい!

家庭教師アズ金沢教室では、上記3つの理由から勉強にとって最も大切なことは、教科書に書かれた基本の本質をどこまで深くしっかりと捉えられるまで理解することが出来るのか、このことに尽きると考えます。多くの方が勉強をする上での通過点だと考える受験についても、入試問題を作成する際には、教科書の内容を逸脱することは決して許されず、教科書に出てくる内容の範囲内でしか出題することが出来ません。

こうお話しすると、中には、「入試問題に出題される問題は教科書には出てこないからおかしいんじゃないか」、と思われる方がいるかもしれませんが、こう思うこと自体が問題の解き方を定石化して暗記しようと考えている証拠です。昨今の入試においても、当然努力して勉強してきた労力を素直に推し量るために、基本事項の暗記した内容や問題の解き方を定石化して覚えただけでも解いて得点出来る問題が出題されているのも事実です。

しかしながら、受験で合否の差が出る場合、出題された全問題を見極めてケアレスミスを一切せずに、取るべき問題でしっかりと得点しきることを第一に、教科書に出てくる基本を複合的に柔軟に使いこなして応用問題を解ききることが出来るのか否かにかかってきます。これは人気校や上位校になればなるほどこの傾向が顕著に出ていることを長年の経験上、自信を持って断言することが出来ます。

家庭教師アズ金沢教室では、勉強に対して何らかのお悩みのある石川県内の子供たちに教科書を使いこなした効果的な勉強を体感してもらいたい、眠っている自分自身の力を引き出して勉強への自信や充実感を味わって将来への可能性を見出してもらいたい、この思いで教科書に秘められた威力を石川県内で出会った子供たちに無料学習相談でお伝えしています。

「具体的にはどうやって教科書を使いこなすの?」

「勉強は面白くないと感じているうちの子のやる気を引き出せるの?」

 など、勉強に関して何らかのお悩みやご不安のある方には家庭教師アズ金沢教室0120-66-2020までお問い合わせいただけたらと思います。代表の私谷口がお子さん毎の状況に合わせて最適な対応をさせていただきます。